写真のように元のCUSL2へROMを半田付けします。半田ヤニがかなり散ってしまっていますね。このピンとピンのピッチは1.27mm。ピンの隙間はわずか0.5mmです。でも隣に見えるもっと狭いピッチの方が付け易いんですよ。もちろんコツがありますけどね。
ROMを付け終わったら、組み立てて電源を入れます。またまた運命の瞬間です。組み立てているときはソワソワドキドキ。起動しなかったらどうしようという気持ちと、早く結果が見たいという気持ちで焦るばかりです。
そして、スイッチオン!ピッという音がしました。画面にもBIOS設定が表示されました。こちらも成功です。もうこれでCUSL2は触らなくていいと思うと本当に一安心です。そしてこのサイトも見ることが出来るというわけです。(当時はこのサイトのWebサーバでした)
Step5まで来ました。後は8IDXHに元のROMを取り付けて起動すれば、バックアップROMからコピーされて作業終了となります。最後のもうひと頑張りです。
■ 今回の作業でとても役に立ったものがあります。というよりこれが無ければ作業を完成させることは難しかったと思います。それはDiMAGE7(デジカメ)です。離れて撮ってもマクロで撮っても細部まではっきり写ります。ROMの足は目で見てもとても小さく半田した部分の確認すら難しいです。回路の解析のときにもとても役に立ちました。
■ 一つ思い出しました。8IDXHの起動のとき、普通はピッという音がしませんが、最初の起動のときは片方のROMが異常なためピピピと警告音が鳴り、自動的にバックアップ画面が表示され回復されます。
|