ここで取り上げることは通常の場合あり得ないことです。ただ、BIOSのアップデート作業は充分な注意が必要であり、BIOSのアップデートに失敗するとパソコンが起動しなくなるのは事実です。
そんなことを言っている私が、そのBIOSアップデートに失敗してしまったのです。原因は不注意に間違いありません。これを見て失敗したらこうなるんだなぁと笑ってやってください。実際にあなたがこの状態になったら素直に修理に出しましょう。では、そのときの苦悩を…。
DUAL BIOSで有名なGIGABYTE製マザーボードのGA-8IDXH。BIOSアップデートに失敗してもBIOSを2つ搭載しているので、もう一つの正常なROMが自動的にBIOSを修復してくれるのが一つのウリです。
と、ところが、DUAL BIOS製品を買ったにもかかわらず、BIOSのアップデートのやり方が悪く起動不能になっていました。Windowsからアップデートできる@BIOSを使ったのですが、何度やってもエラーになり書き込みできなかったのです。
(後になって考えてみれば、ROMへの書き込みが失敗したので一度ソフトを起動し直したときにBIOSが切り替わったのだと思います。さらに切り替わったことに気がつかず書き込みに失敗したために起動不能になったのでしょう。書き込みに失敗した理由はいまだに不明です。確かめるのが怖いですからね。)
仕方なく、いつものようにDOSからアップデートしようと再起動したら…、それっきり起動しなかったのです。どうやらメインとバックアップの両方に書き込んでしまったようです。DUALだから安心!と、よくマニュアルを読まないで作業したのが間違いでした。今まで一度も失敗したことが無かったので、ちょっとショックです。
修理しようと値段を聞いたら、なんと5000円というじゃありませんか!だったら自分で直してしまおうというので、手持ちのマザーを見たらCUSL2が全く同じROMを使っていることがわかりました。これなら修復できそうです。
ただ、慌てて作業して失敗しないようにしないと、二つともお亡くなりに…何てこともありえます。
ゆっくり腰を据えて作業することにします。既にROMのデータシートは手に入れているのですよ。ふっふっ。久しぶりに半田ヤニの焼ける匂いを…。(しかし、復旧には大変な道のりが待っていました。)
左がGIGABYTE製GA-8IDXH、右がASUSTek製CUSL2-WOA。
|