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HDD換装(計画編)
 HDD容量が手狭になったPCG-XR7Gを換装したくなりました。適切なHDDの選択と予行演習を行いたいと思います。

HDD換装(実行編)
 不良セクタが多数発生したことをきっかけにいよいよ換装を実行します。果たしてうまくいくのか?


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ふ、不良セクタが… 2001年10月14日 更新

 このコーナーは以前に私が公開していたサイトのコンテンツを移動させただけの内容になっています。

PCG-XR7Gのハードディスクの換装計画をアップしてかなり経ってしまいましたが、いよいよハードディスクの換装をしました。予定というか、HDDの機種は交換しようと思っていたのとは異なるものになりましたので、それも含めて紹介します。

 9月17日のことです。今までの経験でノート用の2.5型ハードディスクドライブは2年が寿命(私は寝る時以外はノートPCを使っていますので…)というのが頭の中にあり、そろそろ一度検査しておかないといけない時期ということで検査を兼ねて再インストールをしたのです。と、ところがまだ2年まではあと3ヶ月という微妙な時期にもかかわらず、不良セクタが発見されたのです。それも3箇所で合計1MBほどにもなっていました。どうやらHDDがいつ壊れてもおかしくない時期にきているようです。

 早速DJSA-232とIC25T048ATDA05の価格を調べたのですが、IC25T048ATDA05(48GB)が4万7千円くらいで、DJSA-232(32GB)が3万7千円くらいでした。かなり高額です。もっとも回転数が5400rpmと速い製品なので仕方のない値段なのでしょう。しかし、今はかなりつらい金額。ここは涙をのんで安い製品を探すことにしました。

 そうと決まれば何でもいいので安いものを!ということで価格.comで探した結果、東芝のMK3017GAPが2万円というのが目にとまりました。よりによって東芝…。どうしようか迷った挙句、30GBという容量と2万円の価格に、MK3017GAPを換装するHDDに決定したのです。実はこのHDDは厚みが9.5mmとオリジナルのDCXA-210000より薄いタイプで、主なスペックは次の通りです。

MK3017GAP: 重さ98g、高さ9.5mm、幅69.85mm、長さ100mm、消費電力はスタートアップ2.7W、ライト2.25W

 スペックはかなり優れものです。消費電力はオリジナルより少し少なく、バッファサイズは4倍の2MB。重量も39g軽くなります。換装については問題なさそうです。

 

いよいよ換装
 計画編で作業した通り、まず裏のインタークーラーフラップのねじを取り外し、HDDへアクセスします。
 

 私の場合、フラップ根元のヒンジ部分のねじを外していませんが、外したほうが作業しやすいと思います。

 

 これがフラップを開いた状態です。フラップを支える写真の上の部分のバーがHDDにかかっているときはディスプレイを開くと、このような状態になります。HDDを固定してある金具のねじ4本と、コネクターのビス2本を外しHDDを取り外します。

 

 HDDを外した状態です。ねじはなくさないよう気をつけてください。コネクターを外すときに薄いケーブルを使用しているので取り扱いには要注意です。

 

 HDDと本体をつなぐケーブルと取付金具をHDDから外します。この金具は左右同じ物を使ってあります。よく工夫されていますね。

 

 完全に取り外しが終わったところで、オリジナルのHDDと厚みを比べているところです。ほんとうにこの中に30GBも入るのか?といった薄さですね。


今度は取り付け

 今度はいよいよ取り付けです。といっても特に問題はないでしょう。今までの手順と逆にするだけです。

 

 まずHDDの固定金具を取り付けます。形は同じものですが、上下を間違えないように気をつけてください。

 

 コネクタを取り付けます。ケーブルに力がかからないよう細心の注意をしながら作業します。コネクタを固定しているビスを忘れないようにしてください。余っているピンが見えますが、これはIDEのマスタとスレーブを選択するときに使用するものです。購入したときはマスタになっているはずですので特に気にしないでいいでしょう。

 

 HDDを固定します。どうです?実に簡単でしょう?これでこれまでの3倍の容量になると思うとうれしくてしょうがないですね。

 

 HDDが薄くなったせいで段差があるのがわかるでしょうか?これでフラップを閉じてねじを元のように取り付ければ作業終了です。

 

 早速Linuxをインストールしているところです。ちゃんとHDDを認識していますね。問題ありません。のはずが…。


冷却ファンが回らない?
 起動してみるとある異変があることに気がつきました。それはどうも冷却ファンが回っていないようなのです。 電源を入れても静か…。カリカリとHDDの小さなアクセス音がするだけなんです。さすがにあわてました。原因がHDDならば元に戻してどこが違うのか比べてみるしかないと思い、元のHDDをもう一度取り付けてみることに…、仮にHDDを取り付けて電源を入れてみると…。ん?な、なんと今までファンの音だと思っていたのはHDDの回転音だったのです。電源を入れると同時にHDDからあの音がしていました。
  またまた、HDDを新しいものに戻して電源を入れると、気持ち悪いくらい静か。意外な収穫でした。ヒーンと夜中にはかなり気になる音がしていましたが、わずかにカリカリとアクセス音がするだけで、アクセスしていないときはほとんど音がしなくなったのです。

換装の感想

 容量も大きくなりましたが、少しアクセス速度も向上したようです。バッファサイズが大きくなったからでしょう。もちろん大容量のHDDは実に快適で、LinuxとWindows2000のデュアルブートで使用しています。この作業の少し前にメモリを512MBへ増設したため全体的なパフォーマンスが向上しました。しばらくはこれで大丈夫といった感じです。しかしあの音がHDDだったとは思っても見ませんでした。

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