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HDD換装(計画編)
 HDD容量が手狭になったPCG-XR7Gを換装したくなりました。適切なHDDの選択と予行演習を行いたいと思います。

HDD換装(実行編)
 不良セクタが多数発生したことをきっかけにいよいよ換装を実行します。果たしてうまくいくのか?


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手狭なHDD 2001年3月28日 更新

 このコーナーは以前に私が公開していたサイトのコンテンツを移動させただけの内容になっています。ただし、IBMのHDD部門はHITACHIへ売却されましたので、リンクの一部をHITACHIサイトへ修正しました。

 VAIO PCG-XR7Gは私が一番使っているノートコンピュータです。自宅でも仕事でもいつでも どこでも持ち歩いているといっても過言ではない(言い過ぎかな?)ほどよく使っています。メールをはじめ仕事で作成したグラフィックデータやデジカメの 画像など自分で作成したデータのほか、インターネットで得た情報を保存しているのでユーザファイルはかなりの量です。
  PCG-XR7Gのハードディスクは10GBで決して少なくはないのですが、Linuxをのせてデュアルブートするにはちょっと心細い容量です。去年の12月25日で購入から1年を過ぎたので、ここはひとつHDDの換装 を考えてもいい時期でしょう。新しく使用してみたいと思っているHDDは1年程前にIBMが発売したDJSA-232(Travelstar 32GH : 32GB IDE 5411RPM)です。まず、現在使用されているHDDの型番を調べて換装可能かどうか検証してみる必要があります。

 

 PCG-XR7GはWindows2000なので素直にデバイスマネージャで確認すると、IBM-DCXA-210000とあります。奇しくも同じIBMでした。こんなときはインターネットですね。この型番を元にIBMのホームページからデータシートを探しましょう。


はたして換装可能か?
 

 IBMのホームページってなんか探しにくいんですよね。GOOなどから検索したほうが早いかも。ってことでGOOから検索すると…ありました。

IBM DJSA-232 製品ページ
IBM DCXA-210000 製品ページ

 それぞれのデータシートがPDFファイルで提供されています。その中の製品仕様を手に入れれば十分すぎる情報が得られるでしょう。

Travelstar DJSA 製品仕様 PDF
Travelstar DCXA 製品仕様 PDF

 英語で書いてありますが別に問題ないでしょう。中学の英語の成績が1の私がわかるのですから。

 

 この仕様書を見ると、

DCXA-210000: 重さ140g(max)、高さ12.7mm、幅69.85mm、長さ100.2mm、消費電力はスタートアップ4.7W、ライト2.2W

DJSA-232: 重さ155g(max)、高さ12.5mm、幅69.85mm、長さ100.2mm、消費電力はスタートアップ4.7W、ライト2.7W

 と、新しい PCG-XR7Gは15g重くなるのと少々バッテリーの持ちが悪くなる代わりに約3倍以上の記憶容量をもてるようです。心配したパッケージサイズは、同じ規格のようです。まずは入んなきゃどうしようもないですからね。バッテリーの持ちが悪くなるのは仕方のないことでしょう。私の場合、幸いにも電源の取れないところで仕事をすることはないので問題ありません。新しいHDDを選択する時に気を付けたいのは、スタートアップ時が一番電力を必要としますので、これより大きく容量を必要とする機種は使えない場合がありますので避けるべきでしょう。


さらに…
 

 2001年3月28日追加です。IBMから新しいモバイルHDD、Travelstar 48GHが発表されました。Ultra ATA-100で5400rpmプラス静粛性を兼ね備えているとか。価格は絶対高いに決まっていますが、48GBあればPCG-XR7Gの寿命まで使えるのではないかと思います。いったいいくらなんでしょう。ま、市場に出るまでしばらくかかると思いますが。

 換装可能なのかデータシートを見てみると、次のようにかかれています。

IC25T048ATDA05: 重さ155g、高さ12.5mm、幅70mm、長さ100mm、消費電力はスタートアップ5.0W、ライト2.7W

 モデルネームがなんか長ったらしくなりました。どうやらDJSA-232とほぼ同じのようです。できればこちらを使用したいです。


HDDはどこに?
 

 DJSA-232は、はっきりいって高いです。現在5万といったところでしょうか。かなりの金欠状態の私にはまだ買うことができません。これからの目標が1つできたと言った感じです。ただこのまま終わったのでは面白くないので、実際の換装はどのように行えばいいのか予行演習しておきましょう。
 まだこのPCG-XR7Gは中を開けたことはありません。私にしては非常に珍しいことで、かなり大事にしているからにほかなりません。しかし今回はその禁断の領域へ踏み込むことにします。
 そうそう、電源をはずすのも当然ですが、バッテリーもはずすのを忘れないようにしましょう。

 

 HDDの搭載されている場所は大体見当がついていました。ちょうどジョグダイアルとパワースイッチの下であることはわかっていました。しかし、どこからアクセスすればいいのか見当つきません。CD-RWをベイからはずし、横からのぞくと…基盤が見えます。ん、思ったより薄い。もしかすると裏側の部分を完全にはずさなければいけないのかと思ったのですが、とりあえずインタークーラフラップをはずしてから考えてみることにします。

 

 心配だったのはXRシリーズの開発記で知ったフラップの横に虫などの侵入を防ぐ蛇腹がフラップの付け根についていることで、それを破損しないよう注意しなければと思っていました。
 まず、付け根のヒンジ部分のビスを除き、ビスに矢印のついているものだけをはずしました。

 

 蛇腹を壊さないようにそーっと開けると、おっとびっくり。以外にもそこにはHDDが…。まさかすれすれに取り付けてあるとは…。どうやら思ったより簡単に換装作業ができそうです。

 

 コネクターのビス2本をはずしコネクタを引き抜きます。ちょっと取りにくいかもしれませんがあまり硬くささってはいません。

 

 ディスクを取り付けてあるビス4本をはずします。

 

 取り外しが完了しました。

 

 ディスクには取り付け金具とコネクタがついています。新しいHDDに、この金具とコネクタを付け直して元に戻せば換装完了というわけです。
 あとはHDDを購入するだけなんですけどね。いつになることか。その機会が来たらまたアップすることにします。(2001年10月14日 HDD換装(実行編)アップ済み


 ここに記載された内容はサイトマスタのTaroが所持しているPCG-XR7Gで行ったことであり、同じ型番でも内容が異なる可能性があります。
 また、コンピュータの改造を推奨したり勧めるものではありません。改造は機器を破損する可能性があります。
 換装をされる方は自身の責任で行ってください。Taroは一切責任を負いません。
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